卓球用具紹介 キョウヒョウプロ3 ターボブルーの魅力徹底解説 硬めの粘着ラバーをレビュー
2019.06.26 文:ラリーズ編集部
「キョウヒョウシリーズ」は、卓球の世界最強国である中国で製造されている卓球用具です。卓球の一流選手たちや多くの中国選手が、このシリーズのラケットやラバーを使用しています。
そんなキョウヒョウシリーズから新商品のキョウヒョウプロ3 ターボブルーが発売されました。果たして、そんなキョウヒョウプロ3 ターボブルーにはどのような特徴や性能があるのでしょうか。
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キョウヒョウプロ3 ターボブルーの最大の特徴
キョウヒョウシリーズは硬度42.5~45であるのに対して『キョウヒョウプロ3 ターボブルー』は硬度が50とかなり硬めの粘着系裏ソフトラバーです。
主に、パワープレーを主体に戦う上級者におすすめです。ループドライブはバウンドすると相手の手元で沈み、前陣でのカウンタープレーやミート打法とも相性がよく、スイングスピードに比例してどんどん威力があがっていきます。日本ではニッタクによって取り扱われています。
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キョウヒョウプロ3 ターボブルーの性能・打ち心地
キョウヒョウプロ3 ターボブルーの特徴として、カウンタープレー、ミート打法がしやすいという点があげられます。特に、自分のスイングスピードを活かしたプレーができるので、高い打点でのドライブはもちろんのこと、カットマンでも重く威力、回転ともにあるプレーができます。
攻撃やカットでも相手の取りにくい球質、重い球がでるラバーであるため、勝負所で試合を優位に運ぶことができます。また、スイングスピードを確保し、ドライブをかけると、圧倒的な回転量とともに弾道が弧線を描き飛んでいきます。
注意点としては、弾みの良いテンション系ラバーを使い慣れた人が、キョウヒョウプロ3 ターボブルーを使用すると使用感の差に戸惑います。ギャップに慣れるために少し練習が必要となります。
スイングスピードが速いことで真価を発揮するラバーのため、しっかりと回転を掛けて飛ばすためのパワーを要します。そのため、スイングスピードをあげボールに力をのせて打つことがポイントです。
また、このラバーを使用する際はスポンジが硬めなので回転をかけるときは食い込ませるというより、シートで擦る感覚を身に着けることが大切です。
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キョウヒョウプロ3 ターボブルーの重さ
約57gです。これは、他のキョウヒョウシリーズは40g台であるため、かなり重くなっています。重い球、ブロックなどはやりやすいのですが、スイングスピードをあげないと扱いが難しいラバーのため、女子選手は上級選手でないと厳しいと考えられます。
しかし、この重さを味方にできれば使用者には威力、対戦相手には威圧感を与えることができます。
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キョウヒョウプロ3 ターボブルーにピッタリのラケット
キョウヒョウプロ3 ターボブルーによって放たれたボールの弾みは、普通の粘着ラバーで放たれたボールよりもよく弾み、弧をえがきます。ただ、テンションラバーによって放たれたボールの弾みと比べると、キョウヒョウプロ3 ターボブルーによる弾みは少し物足りなく感じる方も少なくありません。そこで、ボールをよく弾ませる性能を持ち板薄の5枚合板ラケットと組み合わせることで、その短所を補うことができます。
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キョウヒョウプロ3 ターボブルーの値段と寿命
キョウヒョウプロ3 ターボブルーは2019年9月現在、ニッタクにてキョウヒョウNEO3は2019年9月現在、ニッタクにて6,300円(税別)で販売されています。ラバーの特徴として、一般的なテンション系ラバーより寿命が長い傾向があります。
桁外れのパワーショットで相手を圧倒
キョウヒョウプロ3 ターボブルーは、粘着性裏ソフトラバーです。このラバーを使用してドライブを打つときに、打球時のスイングスピードを素早くすればするほど、相手を威圧するほどの重いボールかつ手元で落ちるボールができます。
また、カットでもすさまじい回転をかけ、有利に試合を進められます。スポンジがかたいため、ブロックも安定してやりやすいです。ただし、慣れるまで練習が必要です。
このキョウヒョウプロ3 ターボブルーを使いこなして、試合での勝利を目指しましょう。