文:ラリーズ編集部
<東京五輪卓球競技 7月24日~8月6日 場所:東京体育館>
5日、東京五輪卓球競技の女子団体決勝、中国を相手に戦った日本女子は、1番ダブルスで石川佳純(全農)/平野美宇(日本生命)、2番シングルスで伊藤美誠(スターツ)、3番シングルスで平野美宇(日本生命)が敗れ、マッチカウント0-3で金メダル獲得とはならなかった。
しかし、日本女子団体は2012年ロンドン五輪の銀、16年リオデジャネイロ五輪の銅に続き、今回の東京五輪でも銀メダル。3大会連続のメダル獲得となった。
日本女子に立ちはだかった中国
日本に立ちはだかったのは“卓球帝国”中国だ。世界ランク1位で今大会女子シングルス金メダルの陳夢(チェンムン)、同2位で銀メダルの孫頴莎(スンイーシャ)、同4位の王曼昱(ワンマンユ)と世界最強の布陣を誇る。
写真:石川佳純(全農)・平野美宇(日本生命)/提供:AFP/アフロ
1番ダブルスでは、石川/平野ペアが好ラリーを連発し第1ゲームを先取するも、陳夢(チェンムン)/王曼昱(ワンマンユ)ペアの鉄壁のラリー力を打ち崩せず、ゲームカウント1-3で惜敗する。
写真:伊藤美誠(スターツ)/提供:ロイター/アフロ
2番シングルスでは伊藤が、女子シングルス準決勝のリベンジに孫穎莎に立ち向かう。しかし、抜群の仕上がりを見せる孫穎莎が伊藤の攻撃をことごとく跳ね返し、伊藤は1ゲームを奪うのがやっと。ゲームカウント1-3で敗れ、日本女子は後がなくなった。
3番シングルスは平野美宇vs王曼昱
写真:平野美宇(日本生命)/提供:AFP/アフロ
3番シングルスを託されたのは平野だ。今大会準決勝まですべてシングルス・ダブルスで2勝をあげており、表情からも充実ぶりが伺える。ダブルスでも好プレーを見せており、中国に対し一矢報いるべく試合に臨んだ。
世界ランク4位の王曼昱に対し、平野は第1ゲームを奪われる。第2ゲームも0-3となったところで日本側がタイムアウト。心機一転そこから逆転した平野だったが、終盤に逆転を許し、9-11と後がなくなった。
第3ゲーム、捨て身の攻撃を見せる平野だったが、王曼昱に跳ね返される。1点ごとに声を出し自らを鼓舞する王曼昱に連続得点を許し、平野はゲームカウント0-3で敗れた。この結果、日本女子はマッチカウント0-3で敗れ、銀メダルとなった。
女子団体決勝
日本 0-3 中国
石川佳純/平野美宇 1-3 陳夢/王曼昱〇
11-9/6-11/8-11/7-11
伊藤美誠 1-3 孫穎莎〇
8-11/5-11/11-3/3-11
平野美宇 0–3 王曼昱〇
5-11/9-11/3-11
中国女子のメンバー
>>孫穎莎(スンイーシャ)の使用用具・大会成績・プロフィール