卓球用具紹介 [PR] 【卓球】テナジー05ハードの性能を徹底レビュー トップ選手向けの超ハードラバー
2023.02.19
バタフライの大人気ラバー『テナジー05』のよりトップ選手向けに開発したのが『テナジー05ハード』です。今回はそんな『テナジー05ハード』の特徴や向いている選手について紹介します。
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このページの目次
『テナジー05ハード』とは?
『テナジー05ハード』は、テナジーシリーズの第1作目である『テナジー05』のハード(通常版よりスポンジが硬め)版として、2018年11月にバタフライから発売された裏ソフトラバーです。
『テナジー05ハード』が開発された背景には、2015年に卓球のボールの材質がプラスチックに変更されたことが大きく影響しています。プラスチックボールに変更されたことで従来よりボールに回転がかかりづらくなり、その後多くのプレーヤーが、ラバーに「より高い回転性能」を求めるようになりました。
その際、スポンジが硬めのラバーというのは、ボールをラバーに食い込ませにくいぶん、性能を引き出せれば強い回転で球威のあるボールを打つことができるため、非常に合理的な選択肢となりました。このような経緯があり、硬いラバーの需要が徐々に高まっていき、『テナジー05ハード』が誕生したのです。
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『テナジー05ハード』の特徴
回転のかけやすさに定評のあるテナジー05が元になっているため、回転性能は非常に高いです。しかし、テナジー05の特徴でもあるため、『テナジー05ハード』の大きな特徴と言えば、カウンターと台上技術にあると言えます。
相手のドライブに対して自分で回転をかけ返して打つことが要求されるカウンターにおいて「相手の球の回転に負けない」というのは、非常に重要なポイントです。
前述のとおり、硬いラバーには、ボールを食い込ませにくいという特徴がありますが、その特徴がカウンターにおいては、相手の球の影響を受けにくくするという最大のアドバンテージになります。
つまり、相手の球にかなりの回転と威力があったとしても、それに押されることなく、しっかりと打球することができるのです。加えて、『テナジー05ハード』は元々回転をかけやすいので、回転を上塗りして自分の回転にすることもさほど難しくはありません。まさに、「カウンター特化ラバー」という表現がピッタリなラバーです。
台上技術に関しては、ボールが飛びすぎないため、ストップも短く止まり、チキータやフリックといった、攻撃的プレーもやりやすい。ここでも、「ラバーの硬さ」と「回転のかけやすさ」が非常に大きな役割を果たしていると言える。
しかし、当然ながら『テナジー05ハード』にも欠点はあります。コントロール性能が低いことです。硬いラバーに共通する欠点なのですが、『テナジー05ハード』も例外ではありません。
狙ったポイントに打球する際には、自分で回転をかけるとボールをコントロールしやすくなるのですが、前述のとおり、硬いラバーはボールが食い込みにくいため、回転をかけるすためには強打気味にならざるを得ず、コースを狙った軽打が打ちづらいのです。なので、球を繋ぐプレーやブロックといった技術は、プレーヤーの技量に頼る部分が大きくなります。
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『テナジー05ハード』が向いているプレーヤー
『テナジー05ハード』は以下のようなプレーヤーに向いています。
プレイヤー①:3球目攻撃を積極的に狙っていきたい選手
『テナジー05ハード』が向いているプレーヤー1人目は、3球目攻撃を積極的に狙っていきたい選手です。
しっかりとしたスイングをすることで、強い回転がかかった威力のある球を打てるので、3球目で相手のコートをぶち抜くようなプレーが可能になります。
プレーヤー②:台上技術で優位に立ちたい選手
『テナジー05ハード』が向いているプレーヤー2人目は、台上技術で優位に立ちたい選手です。
フリックやチキータといったレシーブで先手を取るプレーはもちろん、安定したストップから自分の得意な展開に持ち込んでいく、といったプレーにも最適です。特に、ダブルスでは、短いストップができるかどうかが点数に直結することも多いため、ストップの精度を高めたい方にはオススメです。
プレーヤー③:パワーに自信がある選手
『テナジー05ハード』が向いているプレーヤー3人目は、パワーに自信がある選手です。
「これまでのラバーでは、自分の持っているパワーを100%活かせていなかったのではないか?」と感じているのであれば、一度使ってみて損はありません。前述の通り、安定性は低いですが、その分スイングスピードに比例した強烈な打球ができます。
プレーヤー④:カウンターを多用する選手
『テナジー05ハード』が向いているプレーヤー4人目は、カウンターを多用する選手です。
前陣で相手のループドライブを、中・後陣で相手のスピードドライブをカウンター、といったように、カウンター性能に非常に優れているので、自分からガンガン打つよりも相手に打たせて、その球を利用する、といったプレースタイルの選手にも適しています。
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『テナジー05ハード』の寿命
『テナジー05ハード』は通常の裏ソフトラバーよりもラバーにかかる負荷が大きく、寿命は短いとされています。
そのため、毎日1時間程度打っていれば1ヶ月弱で、劣化を感じ始めるでしょう。しかし、テナジーシリーズは劣化しても性能が落ちにくいと言われています。もちろん限度はありますが、2~3ヶ月、人によっては5ヶ月ぐらいまでなら、テナジーの打球感は残っていると述べている人もいます。
そのため、劣化が始まるという意味での厳密な寿命は1ヶ月程度ですが、特徴が完全に失われるという意味での寿命は2~3ヶ月と見るのが妥当なところです。
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まとめ:『テナジー05ハード』で勝てる卓球を実現しよう
このように、『テナジー05ハード』はテナジーシリーズ最新作の名前に相応しい、ハイスペックなラバーです。とはいえ、扱うにはプレーヤーの技術が必要ということもあり、上級者向けのラバーと言えるでしょう。実際に、『テナジー05ハード』を使うトップ選手も増えてきているので、これからどんどん注目度が高まっていくこと間違いなしです。