現代卓球における王道テクニックであるチキータとは?コツを理解して練習を


卓球の台上技術である「チキータ」は、今や中学生も当たり前のように使っている卓球の王道テクニックのひとつです。チキータを覚えることで攻撃性が高くなり、レシーブが安定します。なお、チキータの方法が分からずに、有名な選手が使っているところを見ても覚えられないということも少なくありません。
そこで今回は、チキータの性質や打ち方、コツなどのポイントをご紹介します。

チキータとは?

チキータを得意とする森薗政崇選手 写真:伊藤圭


今や卓球の王道テクニックになっているチキータは、チェコのピーター・コルベル選手が考案したテクニックです。コルベル選手がチキータを考案したのは10代の頃で、練習の合間に遊んでいる際に思いついた打法だといわれています。実際にチキータを試合で初めて使ったのは、1990年のヨーロッパ選手権大会でした。この大会以降は、チキータを使うことが増えて攻撃性が高いことが話題になり、他の選手も使うようになりました。また、中国の卓球選手によってチキータの技術はより強力になっていき、日本の有名な選手も試合で使っているのを見かけられるようになりました。チキータという名前は、ボールがバナナのような形の軌道を横回転で描くカーブになることから、世界的に有名なバナナブランドの「チキータバナナ」からコルベル選手が名付けました。

チキータの特徴は、手首の反動を利用して行う横回転のバックフリックです。シェークハンドで行うテクニックで、十分に手首を曲げた状態でバックハンドにより横回転をかけながらフリックします。相手が打ってきたボールの回転に影響されにくい打ち方なので、レシーブを打つ際に重宝されています。なお、チキータを使う際にはメリットとデメリットがあります。

チキータのメリットは、ボールを打つ際に強烈なサイドスピンがかかるので相手が返球しにくくなるという点です。また、返球されてもバックで返ってくることが多いので、次の攻撃につなげやすくなります。
チキータのデメリットは、相手にコースを読まれやすくなるという点です。チキータを打って返ってきたボールを相手が意識せずに打てば、多くがミドルやバックにいくことが多くなります。しかし、コースを読まれてしまうと反撃にあうこともあります。
メリットとデメリットを把握してチキータの技術を覚えれば、安定したレシーブがしやすくなり、攻撃的で展開を読みやすい状況を作り出せます。チキータを覚えれば、試合で有利になるので習得しておきたいテクニックのひとつです。

チキータを習得する際のポイント


チキータを習得する際は、コツを掴んで練習を重ねることが大切です。チキータのコツは、肘を軸にして思いっきり手首を曲げてラケットの先が下へ向くように持ちます。ここで注意するのが、中途半端に手首を曲げないことです。中途半端な状態であればボールを打ってもネットにひっかかることがあります。手首の動きが重要なので、日頃から手首の筋肉を鍛えることを意識して練習する必要があります。
チキータを打つ際のフォームは、体を正面にして体勢を低くして打つことが重要です。体を正面にすることは、チキータだけでなくバックハンド技術にすべて共通していえることです。体勢を低くすることも、レシーブだけでなくすべての卓球技術を安定させやすくなります。
体に力を入れすぎるとチキータのミスを増やすことにつながり、ラケットの面がぶれて手首のスナップも悪くなり、回転を効率的にかけることが難しくなります。力を抜いてチキータを使うようにすれば、スピンをかけやすくなってボールを安定させることができます。

チキータを使う際は、ボールを横から捉えることも習得するコツのひとつです。横からボールを捉えることで回転軸を外し、回転の影響を小さくすることができます。しかし、回転の影響を小さくできるといっても多少は回転の影響を受けることがあります。回転の影響をより少なくするためには、チキータを使う側も回転をかけるようにします。そうすることで、相手の回転に影響されにくくなり、打球も安定させることができます。

チキータの練習方法は、コツを把握してひとつずつクリアしていくことが重要です。一度にチキータを習得するためのコツを実践しようとしても、上手くいかずなかなか習得できません。また、チキータを使っている選手の動画を見て真似して習得しようとする方法もみられますが、コツを理解しておかなければ習得するのは難しいといえるでしょう。
チキータを覚えるには、「ボールを横から捉えて、力を抜いて使う」と「必ず体を正面にして体勢を低くする」をまず習得して、練習を重ねることが重要です。チキータを理解できれば、有名な選手がチキータを使っている動画を見てテクニックを真似することで少しずつ上達していくことが期待できます。

まとめ

チキータを習得することで、攻撃性の高い打球を相手に与えやすくなります。しかし、チキータを習得するときに、最初からコツをすべてこなそうとしたり、有名な選手の動画を真似したりするだけでは覚えられません。チキータを覚えるには、コツを理解してボールの捉え方やフォームなどひとつずつ覚えていくことが大切です。手首の筋力を鍛えることも重要でトレーニングを行う際には、手首を意識して鍛える練習を重ねることが重要です。
チキータは少しずつ上達させていくことが重要なので、焦らずに習得していくとよいでしょう。習得すれば、試合で有利となって試合で勝つ機会も増えていきます。

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