松平賢二の使用用具・大会成績・プロフィール | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:松平賢二(協和キリン)/撮影:ラリーズ編集部

卓球選手紹介 松平賢二の使用用具・大会成績・プロフィール

2023.09.30

文:ラリーズ編集部

今回は、2012年の全日本選手権の混合ダブルスで優勝経験を持つ松平賢二を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。

松平賢二とは?

松平賢二は、全日本選手権の混合ダブルスで優勝、ビッグトーナメントで3度の優勝経験を持つ選手です。兄弟、それから中高の同期と、日本代表として活躍してきた選手が周りにいる中で自身もまた腕に磨きをかけて国内外でプレーを続ける選手でもあります。

松平賢二のプロフィール

松平賢二(まつだいらけんじ)は1989年4月6日生まれの34歳(2023年10月時点)で、石川県七尾市出身です。4人兄弟の次男で、兄は実家の松平スポーツを継いだ松平敏史氏、弟は元日本代表の松平健太、妹は元日本代表の松平志穂です。

中学で名門・青森山田中に進学すると、2003年に全日本選手権カデットの部で弟の健太とペアを組み、男子ダブルスで優勝しています。青森山田高校時代にはインターハイで3年生の時に同期・水谷隼氏と組んで男子ダブルス優勝、男子シングルスも3位に入っています。

高校を卒業し青森大学に進学すると、翌2008年に全日学(個人の部)で男子シングルス、男子ダブルスの2冠を達成しました。2009年に全日本選手権で男子シングルス3位、男子ダブルス3位と好成績を収めると、同年のビッグトーナメントでは水谷隼氏を破って優勝を飾っています。


写真:松平賢二/撮影:ラリーズ編集部

国際大会でも、アジアジュニア選手権で優勝、世界ジュニア選手権でも3位入賞と上位入賞を果たす中、2009年には世界選手権に出場を果たしました。2013年には弟・健太、妹・志穂の3兄弟で世界選手権に出場、松平賢二は男子ダブルスで中国ペアに勝利し、ベスト8に入っています。


写真:松平賢二/撮影:ラリーズ編集部

2014年からは国内大会で優勝を重ねることが多くなりました。ビッグトーナメントでは2009年、2014年、2018年の計3大会で優勝、全日本社会人選手権でも男子ダブルスで2連覇を成し遂げるなど、日本国内ではトップレベルの実力を持っています。

直近では国内を中心にTリーグや、協和キリンに所属して日本リーグの試合に出場しています。また、オーストリア・ブンデスリーガにも参戦し、国内外で活躍の場を広げています。

松平賢二のSNS

Twitter

Instagram

YouTube(松平賢二 全力チャンネル)

松平賢二のプレースタイル

松平賢二の戦型は右シェーク裏裏の攻撃型で、カウンタープレーやラリー戦が得意な選手です。

基礎技術が高い中で、松平賢二は自分から積極的に攻撃を仕掛けて、ラリー戦を繰り広げることができます。フットワークもあり、多くの場合フォアハンドで回り込んで決めに行く攻撃が多いです。

松平賢二の使用用具

松平賢二はVICTASの契約選手で、ラケットはVICTASの『ZX-GEAR OUT』、ラバーは両面にVICTASの『V>22 Double Extra』を使用しています。

>>【卓球】ZX-GEAR(ゼクスギア)シリーズを徹底レビュー VICTASが誇る新感覚の攻撃用ラケット
>>【卓球】V>22 Double Extra(ダブルエキストラ)の性能を徹底レビュー VICTASの次世代型モンスターラバー

松平賢二の世界ランキング

松平賢二の世界ランキングは2023年10月時点でありません。2020年以降国際大会への出場はなく、ランキングも2022年の4月の578位が最後となっています。最高ランキングは34位(2012年5月)です。

松平賢二の国内大会での主な成績

2003年 全日本選手権カデットの部 男子ダブルス:優勝
2007年 インターハイ 男子シングルス:ベスト4、男子ダブルス:優勝
2008年 全日学 男子シングルス:優勝、男子ダブルス:優勝
2009年 日本リーグビッグトーナメント 男子シングルス:優勝
全日本選手権 男子シングルス:3位、男子ダブルス:3位
2012年 全日本選手権 男子シングルス:3位、混合ダブルス:優勝
2013年 日本リーグ・日学連対抗卓球ドリームマッチ 男子シングルス:優勝
2014年 全日本社会人選手権 男子シングルス:優勝
日本リーグビッグトーナメント 男子シングルス:準優勝
2015年 日本リーグビッグトーナメント 男子シングルス:優勝
全日本社会人選手権 男子ダブルス:優勝
2016年 全日本社会人選手権 男子ダブルス:優勝
2017年 全日本選手権 男子シングルス:ベスト16
全日本社会人選手権 男子ダブルス:3位
2018年 全日本選手権 男子シングルス:ベスト8
日本リーグビッグトーナメント 男子シングルス:優勝

松平賢二の国際大会での主な成績

2006年 アジアジュニア選手権 男子ダブルス:優勝
2006年 世界ジュニア選手権 男子ダブルス:銅メダル
オーストラリアジュニア&カデットオープン ジュニア男子ダブルス:優勝
2007年 スウェーデンジュニア&カデットオープン ジュニア男子ダブルス:準優勝
世界ジュニア選手権 男子ダブルス:銅メダル、混合ダブルス:銅メダル
2008年 VWオープン U21男子シングルス:準優勝
中国オープン 男子ダブルス:ベスト4、U21男子シングルス:優勝
ユニバーシアード競技大会 混合ダブルス:銅メダル
2010年 インドオープン U21男子シングルス:優勝
オーストリアオープン U21男子シングルス:優勝
グランドファイナル U21男子シングルス:ベスト4
2011年 スウェーデンオープン 男子ダブルス:ベスト4
ユニバーシアード競技大会 男子シングルス:銅メダル、男子ダブルス:銅メダル
2012年 カタールオープン 男子ダブルス:ベスト4
スペインオープン 男子ダブルス:優勝
チリオープン 男子ダブルス:ベスト4
クウェートオープン 男子ダブルス:ベスト4
2013年 ロシアオープン 男子ダブルス:準優勝
2014年 スペインオープン 男子ダブルス:ベスト4
2015年 ハンガリーオープン 男子ダブルス:ベスト4
2017年 タイオープン 男子ダブルス:優勝

まとめ

努力を惜しまない情熱を持った漢が、プレイヤーやマネジメントの観点から卓球界をどう見ていくのか。今後の彼の動向に注目です。

松平賢二インタビュー(2018年12月公開)


写真:松平賢二(協和キリン)/撮影:ラリーズ編集部

>>【松平賢二#1】”運命の同期”水谷隼と正反対の道の始まり 

>>【松平賢二#2】「将来は公務員」 安定志向から実力主義への転換

>>【松平賢二#3】エリートの巣窟での「生存戦略」 ラスト1席に座るのは俺だ

>>【松平賢二#4】“29歳で掴んだ好機”と”意外な23時の電話”

松平賢二インタビュー(2022年8月公開)

>>“水谷隼と同級生” 松平賢二が「僕は自分のことを老害だと思ってる」と語る理由

>>33歳・松平賢二 一度だけ引退がよぎった日に掛けられた言葉とは

>>「実業団を甘く見て入ってきてないか」松平賢二が思い描く卓球界の未来

松平賢二以外の日本選手のプロフィールはこちら

男子選手

宇田幸矢/水谷隼/丹羽孝希/及川瑞基/吉田雅己/木造勇人/森薗政崇/吉村和弘/吉村真晴/戸上隼輔/大島祐哉/上田仁/神巧也/松平健太/村松雄斗/松島輝空/英田理志/曽根翔/篠塚大登/吉山僚一/鈴木颯/田中佑汰/横谷晟/松下大星/龍崎東寅/松山祐季/田添健汰/平野友樹/有延大夢/高見真己/岸川聖也/田添響/町飛鳥/三部航平/谷垣佑真/濵田一輝/宮川昌大/柏竹琉/大矢英俊/郡山北斗/藤村友也/野田颯太/渡部民人/吉山和希/張本智和

女子選手

木原美悠/伊藤美誠/石川佳純/早田ひな/長﨑美柚/平野美宇/加藤美優/小塩遥菜/安藤みなみ/張本美和/芝田沙季/橋本帆乃香/平侑里香/森さくら/成本綾海/松平志穂/浜本由惟/鈴木李茄/森薗美咲/前田美優/打浪優/塩見真希/大藤沙月/野村萌/森薗美月/皆川優香/相馬夢乃/四元奈生美/木村香純/山本笙子/梅村優香/赤江夏星/出澤杏佳/石垣優香/麻生麗名/永尾尭子/井林茉里奈/横井咲桜/白山亜美/大川真実/面田采巳/杉田陽南/谷岡あゆか/三村優果/枝廣瞳/鶴岡菜月/岡田琴菜/笹尾明日香/面手凛/小塩悠菜

>>松平賢二の関連記事はこちら