卓球用具紹介 卓球・グリップテープおすすめ紹介 手汗対策やグリップ調節に
2020.06.03
文:ラリーズ編集部
ラケットやラバーのような必須アイテムではないものの、根強い愛好家が多く存在するグリップテープ。東京五輪代表・水谷隼(木下グループ)も一時期使用していたことがあります。今回はそんなグリップテープのメリットやおすすめのテープをご紹介します。今まで使ったことがない方も一度試してみてはいかがでしょうか?
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このページの目次
卓球ラケットのグリップ
そもそも卓球ラケットには様々なグリップがあり、大きくシェークハンドとペンホルダーに分けられます。
シェークハンド
現代卓球の主流となっているラケットで、フォアとバックをバランスよく打ち分けられるのが特徴です。
シェークハンドのグリップはフレア、ストレート、アナトミックなどが存在します。フレアは根元から先端に向かって広がるような形のグリップで、握った時にしっかりと固定されるため、打球面が安定しやすいです。ストレートはまっすぐで太さが一定になっているグリップで、一般的にフレアよりも太めです。打球面を自由に変えやすく、また反転もしやすいのが特徴です。アナトミックは真ん中が膨らんでいるグリップで、握った時のフィット感に優れています。
ペンホルダー
その名の通りペンを持つように握るラケットで、グリップは日本式、中国式、反転式が存在します。
日本式はグリップ部分が大きく飛び出ており、そこに指をひっかけるようにして握ることができます。多くの場合片面のみにラバーを貼ってプレーします。指がしっかりかかることで、打球面が安定しやすいことが特徴です。
中国式はシェークハンドのグリップを短くしたような形で、一般に両面にラバーを貼ることが多いです。手首が使いやすく、日本式に比べて切り替えがしやすいという特徴があります。
反転式は日本式のようなグリップが両面についたような形状のグリップです。グリップの真ん中あたりが削られて凹んでおり、反転がしやすいようになっています。粒高ラバーなどを使う異質型の選手が使用することが多いグリップです。
グリップテープの効果
グリップテープを巻くことによる効果は意外と多く存在します。一つずつ見ていきましょう。
①滑りにくくなる
ラケットを握り続けているとどうしても手汗でラケットが滑ってしまうことがあります。グリップテープは手汗をしっかり吸収してくれるので、滑りを抑えることができます。
②手を保護する
長時間練習したり、強くラケットを握り続けていたりすると、グリップと手の間の摩擦により手の表面がヒリヒリしたりすることがあります。そのような場合にはグリップテープを巻くことで摩擦を抑え、手を保護することができます。
③グリップを太くする
グリップテープ自体に厚みがあるので、グリップ全体が若干太くなります。ラケットの性能はいいが、グリップが細すぎるといった問題を解決することができます。また厚く巻く場所、薄く巻く場所を分けることで、グリップ形状の微妙な調節をすることが可能です。
④重心が変わる
グリップテープ自体は数グラムしかありませんが、ラケットの重心に影響を及ぼします。グリップテープを巻くことで、重心が手前側にわずかに移動します。遠心力が小さくなる分威力はやや落ちるものの、ラケットの操作性が良くなり、両ハンドの切り替えや台上技術がやりやすくなります。
グリップテープの巻き方
グリップテープの巻き方について紹介します。グリップの根本から先端に向かって、隙間ができないようにしっかりと巻きつけていきます。この時、グリップを太くしたい方は巻き付ける間隔を短く、あまり太くしたくない方は巻き付ける間隔を長くすると良いでしょう。全体をカバーし終えたら、付属のテープで巻き終わりを固定します。自分の好みにあったグリップになるよう、うまく調節しましょう。
おすすめグリップテープ
TSPのグリップテープ:TSP グリップテープ
ツルツルとした触り心地の良いグリップテープで、ラケットの握り心地を良くしてくれます。また、グリップの形を自由に作りやすいです。
ニッタクのグリップテープ:グリップテープ
フィット感に優れたグリップテープで、しっかりとラケットを握ることができます。ブルー、ピンク、ブラックの3色から選ぶことができます。
バタフライのグリップテープ:ドライフィットテープ
特殊な加工技術により水分を吸収しやすいトリコット生地を使用したグリップテープです。吸汗性、速乾性が特に優れています。ブラック、イエロー、オレンジ、パープルの4色から選べるのも嬉しいポイントです。