【卓球】ラクザZの性能/重さを徹底レビュー ヤサカ渾身の新感覚粘着テンションラバー | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

卓球用具紹介 [PR] 【卓球】ラクザZの性能/重さを徹底レビュー ヤサカ渾身の新感覚粘着テンションラバー

2022.12.23

これまで「ラクザ」シリーズを中心に国内外でユーザーを増やしてきたヤサカ。そのヤサカから「ラクザ」シリーズに期待の新作ラバーが登場しました。それが、2020年春に発売された『ラクザZ』です。

今回は『ラクザZ』を徹底レビューし、「ラクザシリーズの異端児」とも呼ばれるラバーの性能はどのようなものか、どのような選手に適しているのかを見ていきましょう。

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『ラクザZ』とは?

『ラクザZ』は、2020年3月にヤサカから発売された「ラクザ」シリーズの粘着性裏ソフトラバーです。これまでヤサカは、高弾性ラバーの代表格「マークV」シリーズや、スピードグルー全盛期の時から長年愛されているテンション系ラバー「XTEND(エクステンド)」シリーズと長きにわたって愛される名作ラバーを生み出し続けてきました。


写真:吉山僚一(愛工大名電高)/撮影:ラリーズ編集部

2010年にはヤサカ独自の「ハイブリッドエナジー型裏ソフトラバー」として『ラクザ7』が発売され、「ラクザ」シリーズが人気を博すようになりました。その後はプラスチックボールに対応した『ラクザX』を発売し、着実にユーザーを増やしてきました。

そして、ヤサカは国内外の著名な選手と契約を結んでいきました。有名どころでは、2019年世界選手権準優勝のマティアス・ファルク(スウェーデン)や2020年全日本ジュニアを制した吉山僚一(愛工大名電高)、TリーグのT.T彩たまに所属する五十嵐史弥らが挙げられます。


写真:マティアス・ファルク(スウェーデン)/提供:WTT

そんな時代の流れを読むのが上手いヤサカが次に目を付けたのは、「ラクザ」シリーズと粘着ラバーの融合でした。そして2020年の春に、待望の粘着性裏ソフトラバーとして『ラクザZ』を発売しました。以後、『ラクザZ エクストラハード』とともに、幅広い世代の選手に使用される人気ラバーとなりました。

それでは、『ラクザZ』の特徴について詳しくレビューしていきましょう。

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『ラクザZ』の特徴

特徴①:ヤサカ独自の「ハイブリッドエナジー型ラバー」

『ラクザZ』の特徴1つ目は、ヤサカ独自の「ハイブリッドエナジー型ラバー」であることです。

「ハイブリッドエナジー型裏ラバー」は、トップシートに高弾性高摩擦ラバーの技術、スポンジにテンション系の技術を用いることで、ボールをしっかり掴む感覚を持ちながら反発も強いという、相反する性能を両立した独特な感覚のラバーとなっています。

特徴②:シリーズ最大級の弧線の高さ

『ラクザZ』の特徴2つ目は、シリーズ最大級の弧線の高さです。

『ラクザZ』は「ハイブリッドエナジー型ラバー」に粘着性シートを掛け合わせたラバーです。トップシートに新開発の粘着性シートを搭載したことで、「ラクザ」シリーズ独自の打球感そのままに、粘着ラバーらしいクセのあるボールを生み出せるようになりました。

そして、粘着性の高い『ラクザZ』は、打球時にボールが上に飛び出しやすく、「ラクザ」シリーズの中ではトップクラスの高い弧線を描きます。この弧線の高さにより、回転量もありながら安定したボールを相手コートに放つことができるのです。

特徴③:高いパワー伝導率

『ラクザZ』の特徴3つ目は、高いパワー伝導率です。

「ラクザ」シリーズの特徴である高いパワー伝導率は『ラクザZ』でも健在です。従来のテンションラバーとは違い、打球時のインパクトの強弱に応じてボールの威力を自由に調節できるため、安定感を損なわないボールを打つことができるようになっています。

>>【卓球】ラクザZ エクストラハードの重さ/寿命/性能を徹底レビュー! パワーヒッター待望の傑作粘着テンションラバー

『ラクザZ』の重さ/硬さは?

続いては、『ラクザZ』の重さと硬さについてレビューします。

重さ

『ラクザZ』の重さはヤサカの公式HPには掲載されていませんが、『ラクザZ』利用者の中では、「特厚」を使用した時にラケットに貼る状態で52~53gという声が多かったです。

そのため、両面に貼るとラバーだけで100gを超える、ラバーとしては重い部類に入ります。パワーヒッターの選手以外には少し厳しい重さですが、『ラクザZ』は「特厚」と「厚」の2種類の厚さがあるため、重さが気になる方は「厚」にして重さを調整してもいいかもしれません。

硬さ

『ラクザZ』の硬さは47~52度と表記されています。これまでの「ラクザ」シリーズでは45~50度が多く、『ラクザZ』はシリーズの中では硬い部類に入ります。『ラクザZ』をさらに硬くし、「ラクザ」シリーズで最も硬いラバーとなったのが『ラクザZ エクストラハード』です。

>>【卓球】ラクザ7の特徴を徹底解説! 初~中上級者に満遍なく人気を誇る卓球ラバー

『ラクザZ』が向いている選手

では、実際にどのような選手に『ラクザZ』が適しているのかを見ていきましょう。

向いている選手①:初めて粘着テンションラバーを使用する選手

『ラクザZ』が向いている選手1人目は、初めて粘着テンションラバーを使用する選手です。

テンションラバーにもう少し回転量や弧線が欲しい、粘着ラバーにもう少し反発力やスピードが欲しいと考えている選手は『ラクザZ』を使用することで、理想の打球に近づけることができます。

向いている選手②:従来の「ラクザ」シリーズでは物足りない選手

『ラクザZ』が向いている選手2人目は、従来の「ラクザ」シリーズでは物足りない選手です。

他の「ラクザ」シリーズを使用してきて、もう少し回転量と威力、硬さが欲しいと感じた選手は『ラクザZ』にすることで、これまでの「ラクザ」シリーズと打球感は似ていながらも威力と回転量を増大させることができます。

向いている選手③:コストパフォーマンス重視の選手

『ラクザZ』が向いている選手3人目は、コストパフォーマンス重視の選手です。

昨今、高性能なラバーは7000、8000円を超え、お金のない学生やコストパフォーマンスを重視する選手は、気軽に手を出しづらいものが増えてきました。しかし、『ラクザZ』は性能は高いながらも価格は税込み6050円で、卓球ショップでは4000円~5000円と良心的な価格で販売されています。

「高性能を求めたいけど高価格のものはちょっと…」という選手には『ラクザZ』がおすすめです。

>>【卓球】ラクザXの特徴を徹底解説! その秘密はグリップ力にあった

まとめ

いかがでしたでしょうか。「ラクザ」シリーズの流れを受け継ぎながらも粘着という新たなジャンルを掛け合わせ、高コスパの仕上がりとなった『ラクザZ』を使用してみて、その独自の打球感に浸ってみませんか。

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