Tリーグの開幕から日本でもプレーが見られるようになったアジアの卓球プレーヤーの中で一際存在感を放つのが韓国の選手たち。
女子はトップおとめピンポンズ名古屋で活躍中のカットマン、徐孝元(ソヒョウォン)選手の粘り強い守備からの鋭い攻撃に加え、その愛くるしいルックスが人気を集め、男子はT.T彩たまのエース、チョンヨンシクと岡山リベッツのイ・サンスがそのワールドクラスのパワフルな卓球で日本のファンを魅了している。
今回はそんな彼らの母国、韓国の卓球事情について、現地を訪れ、リポートする。
(現地取材:ダニエル・チャン/Rallys編集部)
[blogcard url=”https://rallys.online/life-tech/hanoi/”]意外にも多い卓球場
今回私が訪れたのは、韓国の大きな港湾都市、釜山。日本で例えると、ソウルが東京、釜山は大阪というイメージだ。
釜山港がある繁華街、南浦洞(ナンポドン)には市場や屋台が沢山あり週末は観光客でにぎわう。明洞よりも物価は少し安めな印象で、観光地の定番でもある。
安くて美味しいだけに、ついつい食べ過ぎてしまう。韓国旅行から帰ってきたら体重が増えていたというのは良く聞く話である。
実は、食後に楽しく、自分のペースで、程よく運動できるスポーツがある。
もちろん、卓球だ。
南浦洞周辺で卓球場を検索すると3カ所もヒット。早速その1つ南浦 卓球場(남포 탁구장)にお邪魔した。(検索はgoogleではなく地元韓国のNAVERを活用した。)
広く、清潔で、整った練習環境
意外にもしっかりした卓球場で、床も、台もきれいに整備されていた。練習場の中には冷蔵庫もあり、ポカリスエットやその他の飲み物も完備。
料金は全て1,000ウォン(日本円にして100円程度)だ。
料金設定は1時間あたり一般1,000円、学生700円程度、会員になると月7,000円、と日本の公営施設よりは少し高めの設定だ。
レッスンもやっているようで、壁には沢山の賞状、17時頃からはメンバーが続々と練習に来ており、和気藹々と楽しそうに練習していた。
もはやカフェのインテリアとして活躍する卓球台
今回はこれだけではない。韓国・四面(ソミョン)の町中で、面白いものを発見した。店の外から見えるバタフライの卓球台!
これはもしや卓球カフェ?と思い入店。
よく見ると卓球台の反面は折り畳まれており、本が飾られている。卓球台の周りには椅子が並べられている。
そう、卓球はできない!どうやら卓球台をテーブルとして使用しているようだ。
このお店はHAFENCITYという名のカフェだという。店員のお兄さんに聞いた所、元々は何かおしゃれなテーブルを探していたと。なかなか見つからず、ふと卓球台を見たときに、インテリアとして使えると思い、置く事にしたとか。
卓球が好きとか、卓球カフェにしたいといった意図は全く無く、ただただおしゃれなカフェを作りたいとの思いでたどり着いたのが卓球台だったとのこと。
店内もかなり拘った家具、インテリアが置かれていた。コーヒーと一緒に撮ったらインスタ映えですね。
日本でも、オフィスなどでインテリアアイテムとして置かれ始めている卓球台だが、韓国の地でも意外な形で卓球台が活躍していた。
ワールドワイドで卓球に対するイメージが変わってきている証拠なのだろうか。今後も世界各地の卓球事情を探っていく。
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